相続というと、遠い未来のことだから自分には関係ないことだと思われる方が多いようです。ただ、何も準備をしていないと、思わぬ落とし穴にはまってしまうということがあります。
財産がそれほどなく、相続税はかからないからと安心している方も多いです。しかし、相続に関する問題というのは、相続税の問題とは別で遺産争いの問題もあるのです。
相続はいつか必ず起こるものです。いざ、相続が起こってからでは遅いのです。遺言によって遺産の分け方を決めておいたり、相続税の対策をとって準備しておけば、後は法律的な手続きに則って進めていけばいいだけです。残される家族のためにも、終活をしていくというのはとても大切なことなのです。
終活として、今のうちにできることをしておきたいという思いがあってもなかなか行動に移すのは難しいものです。ご家族のことであったり、ご自身のことであったり、生前にできること、お悩み事など何をどのようにしたらいいかも漠然としていて何から手を付けていいのか分からないという方もいることでしょう。
終活について、あまりはっきり決めていないとしても、エンディングノートの作成から始めてみてはいかがでしょうか。
エンディングノートにまとめていくことで、どうしたらいいか具体的にまとまっていきます。エンディングノートは遺言と違って法的効果が生じませんが、だからこそ書き始めるのもそれほど抵抗がないかと思われます。